LINEから発行されているJCBの国際ブランド付きプリペイドカード「LINE Pay カード」。
クレジットカードではありません。プリペイドカードです。
楽天edyやnanacoのように事前にチャージしておいて、支払いの際はJCBのクレジットカードのように使うことになります。
(ただし、一部利用できないJCB加盟店があります。)
目次
LINE Pay カード概要
申し込み方法
「LINE Pay カード」を申し込む前に、まずLINE Payというサービスに登録しておく必要があります。
アプリから申し込み
LINE Payサービスに登録後、カードの申し込みページから、カードのデザインを選択して、名前・住所を入力して申し込むと、1~2週間程度で届きます。
(発行は1人1枚です。)
カードを受け取ったら、セキュリティコードを入力して利用開始手続きを行います。
コンビニで購入
※「2018年1月15日」で店頭販売終了。(店頭在庫の状況により1月15日より早く終了する場合もあり)
コンビニでも購入できます。
①コンビニでレジへ持って行き、1000~10000円の範囲で店員さんにチャージ金額を伝えて購入します。
②店頭での支払いが済んだら、同封されているQRコードを読み込み、LINEアプリから利用開始手続きを行います。
※LINEの友だち追加用のQRコードリーダーではQRを読み取ることができません。
専用アプリを別途ダウンロードする必要があります。
③利用規約に同意→パスワード設定→セキュリティコードを入力して利用開始手続きを行います。
チャージ方法
「LINE Pay カード」はLINE Pay残高に事前にチャージすることで利用できるようになります。
チャージ方法は
・銀行口座
・Pay-easy
・コンビニ
オートチャージも可能ですが、銀行口座からになります。
限度額
「LINE Pay カード」はLINE Pay残高にチャージすることで使えるようになりますが、LINE Payには「LINE Cashアカウント」と「LINE Moneyアカウント」があります。
LINE Pay登録直後は「LINE Cashアカウント」、本人確認後は「LINE Moneyアカウント」になります。
「LINE Money」本人確認(銀行口座連携)後:
1) 残高上限=100万円
2) LINEの友だちに送金=可能
3) LINE Payの口座残高を銀行口座へ出金=可能(手数料必要)
「LINE Cash」:
1) 残高上限=10万円
2) LINEの友だちに送金=不可
3) LINE Payの口座残高を銀行口座へ出金=不可
LINE Cash | LINE Money | |||
チャージ | ローソンレジ | 最少 | 1000円 | 1000円 |
最大 | 49000円/1回 | 49000円/1回 | ||
セブン銀行ATM | 最少 | 1000円 | 1000円 | |
最大 | 100000円/1回 | 500000円/1回 | ||
コンビニ | 最少 | 1000円 | 1000円 | |
最大 | 100000円/1回 | 299000円/1回 | ||
銀行口座連携 | 最少 | チャージ不可 | 100円 | |
最大 | 100000円 | |||
決済 | チャージ残高 | 最少 | 1円 | 1円 |
最大 | 100000円/1回 | 1000000円/1回 | ||
クレジットカード | 最少 | 制限なし | 制限なし | |
最大 | ||||
LINE Pay カード | 最少 | 1円 | 1円 | |
最大 | 1回/1ヶ月 100000円 | 1000000円/1回 | ||
出金 | セブン銀行ATM | 最少 | 出金不可 | 1000円 |
最大 | 1回/1日 10000円 | |||
銀行口座連携 | 最少 | 出金不可 | 1000円 | |
最大 | 1回/1日 100000円 | |||
送金 | 最少 | 送金不可 | 1000円 | |
最大 | 1回/1日 100000円 |
「LINE Pay カード」を1ヶ月で10万円以上使うような場合は、本人確認を行って限度額を解除しておく必要があります。
利用する場合
国内外のJCB加盟店約3000万店舗で利用できます。
(ただし、高速道路やガソリンスタンドなどの一部加盟店で利用できなかったり、公共料金・保険料などの自動引落しには利用できません。)
店頭で利用する時は、「カード払いでお願いします」「1回払い」と伝えます。
「LINE Pay カード」の表面には「LINE MEMBER」と記載されていますが、裏面には自分の名前を記入しておき、サインが必要な場合は自分の名前を書きます。
オンラインで利用する時は、支払い方法で「クレジットカード」または「JCBカード」を選択します。カード番号(16桁)/有効期限を入力し、「カード名義人」の欄にローマ字で自身の名前を入力します。
おすすめポイント・メリット
年会費無料、LINEユーザーは審査なしで誰でも利用できる!
「LINE Pay カード」はプリペイドカードです。
事前にチャージした残高の範囲内で、JCB加盟店で利用可能です。
(ただし、高速道路やガソリンスタンドなどの一部加盟店で利用できなかったり、公共料金などの自動引落しには利用できません。)
プリペイドカードであるため、クレジットカード入会時のような審査もなく、LINEユーザーなら、18歳未満でも、誰でも利用可能です。
しかも年会費はかかりません。
還元率2%?
※利用金額の2%分(100円につき2ポイント)のLINEポイントが貯まるLINE Pay カード限定の利用特典は、2018年5月31日で終了
2018年6月1日より新しいプログラムになっています。
世間を賑わしている理由は、なんといっても2%還元であるということ!
「LINE Pay カード」は利用金額100円につき2 LINEポイントが貯まります。
LINEポイントはLINE Pay カードの残高(=LINE Pay残高)に等価交換できるので、実質2ポイント=2円相当ということになります。
つまり2.0%還元。
これは0.5%還元率が普通のクレジットカードで考えると、とんでもなく高還元率カードになります。
ANAマイルにも高還元で交換可能!
LINEポイントはLINE Pay残高に交換できる他、Amazonギフト券や、nanacoポイント等にも交換できますが、ANAマイレージ派には一番うれしい、メトロポイントへも交換できます。
300LINEポイント → 270メトロポイント
ANAマイラーはソラチカカードを持っていれば、
270メトロポイント → 243 ANAマイル
に交換できます。
⇒ 1.62%ANAマイル還元です!!!
JALマイレージ派なら
LINEポイントはPontaポイントにも交換できます。
300LINEポイント → 270Pontaポイント
さらに
270Pontaポイント → 135JALマイル
⇒ 0.9% JALマイル還元です!
年会費無料で0.9%JALマイル還元達成です。
JALマイルが貯めにくい現状、コストをかけずにマイルを貯めることができる!
JALマイレージ派にとってもおすすめツールです。
※LINEポイントを直接JALマイレージに交換する方法もありますが、
300LINEポイント → 100JALマイル
なので、Ponta経由の方がお得です。
利用履歴がLINEで通知される
LINE Payと連動し、利用履歴がLINEにリアルタイムに送られてくるため、お金の管理の面からも安心です。
また、LINE Pay内から簡単にLINE Pay カードの利用停止手続きができるので、万が一盗難・紛失となった場合でも、すぐにカードを停止できます。
安全優先で、普段は一時停止→利用する時に解除という使い方もできます。
電子マネーチャージでのポイント付与
楽天Edy | チャージ不可 |
Suica | モバイルSuica:チャージ可(ポイントあり) ※年会費1030円(税込)必要 |
nanaco | チャージ不可 |
WAON | チャージ不可 |
ポイント交換
LINEポイントの有効期限は、最後のポイント獲得日から180日後なので、「LINE Pay カード」を使い続けていれば実質有効期限はないということになりますが、ポイントを貯めているだけではお得ではありません。ポイントは交換して使わないと損です!
貯めたポイントは、スタンプ・着せかえの購入や、電子マネー、コンビニのスナック商品と交換したり、さらには現金にすることも可能です。
【主な交換先】
交換先 | 交換価値 | 交換単位 |
LINE Pay | 1ポイント→1円 | 1、5、10、50、100、500、1000、5000ポイント |
LINE MUSIC クーポン | 500ポイント→500円分 | 500ポイント、960ポイント |
Amazonギフト券 | 550ポイント→500円分 | 550ポイント、1100ポイント |
メトロポイント | 300ポイント→270メトロポイント | 300ポイント、500ポイント、1000ポイント |
nanacoポイント | 300ポイント→270nanacoポイント | 300ポイント、500ポイント、1000ポイント |
Pontaポイント | 300ポイント→270Pontaポイント | 300ポイント、500ポイント、1000ポイント |
JALマイレージバンク | 300ポイント→100マイル | 300ポイント、1500ポイント、3000ポイント |
ベルメゾン・ポイント | 300ポイント→270ポイント | 300ポイント、500ポイント、1000ポイント |
eギフト | 550ポイント→500円分 | ※ANA SKYコイン、iTunesギフトコード、レコチョクに交換可能 |
eギフト(ありがとう、お誕生日おめでとう) | 500ポイント→500円分 | ギフトカードがついたスターバックスのドリンクチケット |
現金にも交換できる!
LINEポイント→LINE Payに交換した残高は、出金機能を使って引き出すことが可能です!
日本全国ほぼ全ての銀行口座を利用できます。
※注意事項※
・最低出金金額は1円
・一日の出金限度額は100000円
・出金には暗証番号の設定が必要(出金先口座を登録する際にLINE Payパスワードの設定が必要)
(設定>LINE Pay カード>カードの暗証番号)
セブン銀行ATMで出金(「LINE Pay カード」の場合)
①セブン銀行ATMに「LINE Pay カード」を入れる
②[ご出金]を選択し、画面に沿って取引を続行
※注意事項※
・出金は1000円単位
・最低出金金額は1000円
・一日の出金限度額は10000円
・LINE Pay カードでの出金には暗証番号の設定が必要
(設定>LINE Pay カード>カードの暗証番号)
出金には手数料216円がかかります。
LINE Payの本人確認※も済んでいる必要があります。
LINE Pay残高に交換して、「LINE Pay カード」で利用すれば1ポイント=1円で利用でき、手数料もかからないので、「どうしても現金に!」という場合以外は、LINE Payに交換したほうがお得です。
※LINE Payの本人認証制度:
LINE Payには本人認証制度があります。
本人確認するには銀行口座の登録が必要です。
この作業によってできるようになることは、残高限度額の解除、LINE Payの送金機能や、LINE Payに貯まっているお金を引き出す出金機能です。
デメリット
補償が10万円まで
「LINE Pay カード」には、万が一不正行為が発生した場合のための利用者補償制度を導入されています。
送金・決済・出金※が補償の対象となり、損害額はLINE社が原則カバーすることになっています。
※アカウント所有者の意図の下に行われた金銭移動を除く
クレジットカードの場合と異なり、全額補償の対象ではありません。
本人認証サービス(3Dセキュア)に未対応
最近はクレジットカードの不正利用や情報漏えいの話しをよく聞きます。
自身の注意も重要ですが、それ以外のセキュリティも厳しいほうが安心です。
クレジットカードの決済は、クレジットカード番号や有効期限などのクレジットカードに記載されている情報のみで行える場合と、
3Dセキュアに対応しているクレジットカードで、クレジットカードに記載されている情報に加え、自分しか知らないパスワードを合わせて求められる場合があります。
自分しか知らないパスワードを請求されることによって、なりすましなどの不正利用を防止できます。
3Dセキュアに対応していれば、それだけセキュリティが厳しいということ。
残念ながら「LINE Pay カード」は3Dセキュアに対応していません。
ただ、頻繁に使わないようであれば、日頃はカードステータスを「一時停止」(LINE Payの設定から)にしておいて、使う時だけ解除するという方法はあります。
一部利用できないJCB加盟店がある
「LINE Pay カード」はプリペイドカードです。クレジットカードではありません。
そのため、JCB加盟店でも利用できないところがあります。
例えばガソリンスタンドや毎月支払うようなもの・保険料や電気料金などには利用できません。
その場合は通常のクレジットカードと使い分けるしかありません。
クレジットカードにもいろいろお得なカードはあります。
本人確認しない場合は限度額10万円
LINE Pay登録直後は「LINE Cashアカウント」です。
残高上限10万円、「LINE Pay カード」の利用によるLINE Cashの1ヶ月(毎月1日~末日)の決済上限額10万円という限度額があります。
ただし、本人確認を行えば「LINE Money アカウント」になり、限度額は解除されます。
まとめ
「LINE Pay カード」は2018年6月1日より新プログラムになりましたが、カラーによっては2%還元が可能なプリペイドカードです!
0.5%還元程度のクレジットカードが多い中、年会費無料で2%還元は驚異の還元率です。
しかも、モバイルSuicaにチャージも可能です。
モバイルSuicaにチャージできるカード類の中では最高還元率です。
(ただしモバイルSuicaの年会費1030円(税込)は必要)
「LINE Pay カード」を利用して貯まるポイント=LINEポイントは、メトロポイント、Pontaポイントに交換可能です。
メトロポイント経由ANAマイルは、合わせて100円=1.62%ANAマイルも可能で、ANAマイレージ派御用達間違いなし。
Pontaポイント経由JALマイルは、100円=0.9%JALマイル可能で、コストをかけたくないJALマイレージ派には必須アイテムです。